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カレーの王子さま

日本初のお子さま向け(1歳から)のカレーが誕生。

親が子供の成長を願って、日々丹精を込めて料理をする。その親子の愛情や気持ちを表現し、お子さまの安全・安心、健康を大切にしたシリーズです。

カレーの王子さまブランド誕生

発売の背景

 1950年代以降、学校給食のメニューとしてカレーライスが全国的に採用されました。また即席カレーが登場し、カレーライスが家庭の食卓でも市民権を得て、家族団らんメニューとして親しまれはじめました。
 1970年代に入ると、多種多様な即席カレーが発売され、カレーに対する消費者のニーズもより多様化が進みました。
 子供の時から食卓にカレーライスが登場することが当たり前に育った世代が親になりはじめ、新たに求められるニーズとして、S&Bが着目したのは、子供の成長や健康を想い、丹精を込めて料理をする「親子の愛情」が受け継がれていくことでした。お子さまの安全・安心、健康というコンセプトを原点に、1983年に「カレーの王子さま」が誕生しました。

業界初 ツインパック 「クリームブイヨンルウ」と「カレールウ」

 当時、子供をもつ母親にとって、子供の栄養バランスはとても重要な問題でした。特に、子供の成長に大切な栄養素の一つである「カルシウム」をもっととらせてあげたいという気持ちが、多くの母親に共通したニーズでした。
 S&Bは、おいしさと健康の両立を実現するカレールウとして、カルシウムを豊富に含んだクリームをベースとした、野菜を煮込む時に使用する「クリームブイヨンルウ」と、スパイス&ハーブの香りが豊かな「カレールウ」の2種類のルウをパック。そして、カレー業界初のツインパックを開発しました。

※現在は、ツインパック(クリームブイヨンルウ・カレールウ)ではありません。

カレーにとどまらずに、シチュー・ハヤシへの広がり

 お子さまにもっと喜んでもらえるメニューを!!という想いから、「カレーの王子さま」発売以降、お子さま向け商品を拡充。
「森のシチュー屋さん」「ハヤシランドの王女さま」といったシチューやハヤシにもメニューを広げ、可愛らしいキャラクターで展開。
のちにメルヘンシリーズとして、長年にわたりご愛顧いただく、さきがけの商品が相次いで誕生しました。

カレーの王子さまルウタイプの歩み

 お子さまの健康と成長を想い、丹精を込めて作ったカレーライスに秘められた「親子の愛情」の歴史

カレーの王子さま

1983年

日本初の幼児向けカレーが誕生

カレーの王子さま

1992年

植物油100%使用
初めて召し上がるお子さまの嗜好を一番に

カレーの王子さま

1997年

王子さまキャラクターを刷新

カレーの王子さま

1999年

カルシウムに加え、
ミルクオリゴ糖を新たに配合

カレーの王子さま

2004年

お子さまの嗜好に合わせ、
化学調味料無添加の味わいに

カレーの王子さま

2007年

パッケージカラーを
赤色に刷新。

カレーの王子さま

2014年

日本食糧新聞社
「ロングセラー賞」受賞

カレーの王子さま

2017年

使用している
緑黄色野菜を国産化

カレーの王子さまキャラクターの歴史

 多くのキャラクターが誕生する中で、カレーの王子さまはオリジナルキャラクターとして30年以上にわたって愛され続けてきました。初代のデザインは、実はS&Bの女性社員が描いたラフ図案が好評で採用。
お客さまに親しみやすさを持っていただけるように、デザインは時流やトレンドに合わせて変化しています。

  • 初代「王子さま」
  • 二代目「王子さま」
  • 三代目「王子さま」

こんな商品も…

S&Bカレーの王子さま 小学生からの中辛(1986年発売)

「カレーの王子さま」発売から3年。
当時3歳だったお子さまも小学生に。辛さ、香り、コク、色ともにちょっぴり大人気分を楽しめる「小学生からの中辛」も発売しました。

カレーの王子さまレトルトタイプ

いつでも、どこでも楽しく、安心して楽しみたいカレーライス。
個食ニーズにお応えする便利な「レトルトタイプ」

発売の背景

 カラーテレビが普及し、ドラマやバラエティが流行するとTVCMからもヒット商品が生まれ始めました。1970年代に入り、手軽に食べられるレトルトカレーも人気を博すようになりました。
 一方で、お子さまの嗜好に合わせたレトルトカレーは、選択肢が多くなかった時代であり、お子さまのカレーメニューの個食化ニーズをいち早く感じていたS&Bは、お子さまが食べやすい味わいや具材、量を徹底的に調査。1985年に栄養バランスに配慮したお子さま向けレトルトカレーが誕生しました。
 お子さまの大好きな具材に着目し、ハンバーグを具材にした「カレーの王子さまレトルト」と、ツナを具材にした「カレーのお姫さまレトルト」の2つのタイプを発売しました。

日本初のお弁当カレーの提案!持ち運びにも便利なランチシリーズ

 「1回の食事では食べきれない」「多くてお皿からあふれてしまう」という、お母さまからの声にお応えし、経済的で少量パックをコンセプトとした「カレーの王子さまランチ」「カレーのお姫さまランチ」が誕生。小さなお子さまも食べきれる量として、内容量を70gに設定しました。
 また、商品名やパッケージで「ランチ」とうたい、お湯で温めるのが一般的なレトルトカレーにおいて、温めなくてもおいしい設計にすることで、お弁当でもご利用いただく提案を日本で初めておこないました。

お子さまの健康や安全・安心を考えた商品設計

 アニメキャラクターを起用した子ども向けレトルトカレーとは一線を画し、「カレーの王子さま」シリーズは、お子さまの健康や安全・安心を想うお母さまのご期待に応えるように、進化を続けます。
 一例を挙げると、有機栽培の玉ねぎ・にんじん・じゃがいもを使用※1したり、今では顆粒タイプのコンセプトとしてご評価いただいている「食物アレルギーへの対応」も、いち早く取り組むなど※2、常にお子さまとお母さまの視点でおこなってきた商品改良が、発売から30年以上経っても、ご支持をいただき続けている証といえます。(※1※2、1997年当時の商品)

カレーの王子さまレトルトタイプの歩み

お子さまの健康と成長を想い、味わいだけでなく、栄養素や野菜・果実、量を常に改良し、お客様のご期待に応えてまいりました。

1985年

日本初の幼児向けレトルトカレーが誕生

1988年

少量パック、持ち運び
便利なランチタイプ誕生

1990年

人気の味わい「ハヤシ・ハッシュドビーフ」がシリーズに登場

1992年

楽しいメルヘンの世界を表現した
パッケージに

1994年

ランチタイプ2個パック誕生
不足がちなミネラルを含有

1997年

有機栽培野菜使用
食物アレルギーへの配慮をスタート

1999年

15種類の野菜や
果物をふんだんに使用

2004年

素材本来の味わいを大切にした商品設計へ
化学調味料無添加

2007年

野菜や果物の種類、
味わいを改良

2017年

アレルギー特定原材料等
27品目不使用タイプを追加発売

こんな商品も…

森のシチュー屋さん レトルト(1985年発売)

お子さまが大好きなおとぎ話をイメージしてクマのキャラクターが誕生

カレーの王子さまフルーツカレー(1986年発売)

離乳食が終わる「1歳からのカレー」をコンセプトにした、初めての商品

王子さまのデザート パイン味
お姫さまのデザート ピーチ味
(1987年発売)

牛乳をそそいでかき混ぜるだけで出来るデザート

メルヘンスパゲティソース
ミートボールソース(1987年発売)

お子さま向けパスタ用ソースとして誕生した商品

カレーの王子さま顆粒タイプ

大好きなカレーライスをみんなに楽しんでいただきたい。
アレルギーに配慮した日本初・お子さま向けカレー「顆粒タイプ」

発売の背景

 「カレーの王子さま」を発売して15年、社会環境や生活様式、身の回りの食べ物など食生活も変化するなかで、「食物アレルギー」という言葉も身近な言葉として一般的になってきた1990年代。それに伴い、お子さま、特に幼児をもつ家庭の悩みとして、声が寄せられる機会も増えてきました。
 消化器官も成長中の幼児にとって、アレルギーへの配慮は欠かせない要素。当時、アレルギー発症が多いと言われた食材には、カレー製造に必要な「乳」「小麦」なども含まれていました。「家族と同じカレーを食べたい」というお子さまの気持ちに何とか応えたい!という開発者の想いから誕生したのが「1歳からのカレーの王子さま 顆粒タイプ」。
 1997年からのテスト販売で高い評価をいただき、安全・安心、品質への万全な生産体制を整え、20世紀も終わりを迎えようとした、1999年に満を持して全国販売を開始。21世紀の新たなカレーシーンの主役となる商品が産声をあげたのでした。

1999年発売当時のパッケージ

当時、五大アレルゲンとされていた、卵・牛乳・大豆・小麦・米に由来する原料を不使用。またお子さまの健康や嗜好を考え、植物油脂を使用し、牛由来原材料も使用しませんでした。
スパイスやハーブの香りが豊かでくせが少なく、ソフトでまろやかな甘口の味わいは、長年愛されてきたルウタイプと同じコンセプト。
また、調理にも便利な溶けやすい顆粒タイプのルウを、お子さまにちょうどいい小容量(お子さま向け2皿分、4袋入り)で発売しました。

シチュー、ハヤシ、スープ… メニューの広がりへの期待

 2001年には国によるアレルギー表示制度※がスタート。食物アレルギーにお困りのご家庭では、カレー以外にもメニューにお困りなっているという声にお応えし、メニューバリエーションを広げてまいりました。
 2001年には「1歳からのシチューの王子さま 顆粒タイプ」、2002年には「1歳からのハヤシの王子さま 顆粒タイプ」を、そして2004年には「1歳からのスープの王子さま コーンポタージュ」が誕生。

1999年発売当時のパッケージ

※食品衛生法による表示対象アレルギーは、2001年に特定原材料5品目(小麦・そば・卵・乳・落花生)、特定原材料に準ずるもの19品目(あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・えび・かに)で始まり、2016年3月現在は、特定原材料7品目(小麦・そば・卵・乳・落花生・えび・かに)、特定原材料に準ずるもの19品目(あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ・ごま・カシューナッツ)になっています。

カレーの王子さま顆粒タイプシリーズの歩み

 日本で初めてアレルギー対応したお子様向けカレーが登場。家族揃って食べられるようになりました。

1999年

テスト販売で評価を得て、
アレルギー対応の顆粒タイプカレールウが誕生

2001年

メニューの広がりとして、カレーに続き、シチューでアレルギー対応商品を発売

2002年

シチューに続き、ハヤシメニューも誕生。
植物油脂使用、牛由来原材料を不使用に

2004年

特定原材料5品目(小麦・そば・卵・乳・落花生)+大豆、米を不使用、パッケージに

2007年

保存しやすいリクローズ機能を改良した新カートンを採用。箱の中面にはアレンジレシピも。

2016年

FOODEX美食女子
「ママの愛グランプリ2016」
カレーの王子さま顆粒タイプがグランプリ受賞

2017年

アレルギー特定原材料等
27品目不使用に

皆さまに愛され続けて30年 シリーズ喫食皿数 累計5億食!

 1983年にルウタイプ、1985年にレトルトタイプ、1999年には食物アレルギーに配慮した「顆粒タイプ」が誕生。お子さまと子を想うお母さまのニーズに合わせて、シリーズが広がってきた「カレーの王子さま」シリーズ。
2016年現在、シリーズ累計の喫食皿数(出荷個数×皿数・人数前)は5億皿を突破しました。多くのお子さまの笑顔が原動力となり、愛着あるシリーズとして市場に定着しました。 
エスビー食品調べ

「カレーの王子さま顆粒タイプ」購入者の声

「カレーの王子さま顆粒タイプ」を購入する理由を教えてください

卵を使用していなくて、子どもがよく食べてくれるから(20代)

子どもが好きだから(20代)

どこのスーパーに行っても置いているから(20代)

余分なものをなるべく使っていなそう。植物油脂を使っている(30代)

子どもの頃、カレーのお姫さまと王子さまを食べていたので、味も分かるし、自分の子供にも食べてもらいたいから(30代)

店頭で見慣れている。パッケージがかわいい(40代)

使いやすい形状だし、2歳の息子にちょうどよい辛さだから(40代)

2015年エスビー食品調べ 半年以内に当該商品の購入経験がある、お子さまをもつ20~50歳代の女性 n=248

製造終了、デザイン変更の商品があります。最新の情報は商品情報をご覧ください。

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