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とろみがつかなかった!どうすればいい?

Aまずはしっかり煮込みましょう。それでもとろみがつかない場合は小麦粉を水で溶いて加えましょう。

まずはしっかり煮込みましょう。沸騰するまで中火で加熱し、沸騰したら弱火で10分以上とろみがつくまで煮込みます。
・鍋底が焦げないよう、おたまで時々まぜながら、煮込みましょう。
・水が減りすぎてしまった場合には、適宜水を足してください。
・味が薄いなど、明らかに水分量が多い場合は、さらに加熱して水分を蒸発させるか、ルウを足して加熱してください。

↓それでもとろみがつかない場合

小麦粉を水で溶いて加えましょう。酵素(アミラーゼ)の働きで、とろみの元である小麦粉のデンプンが分解されてしまっている可能性があります。
20分以上煮込むとその酵素の働きは抑えられますので、煮込んだ上で、溶いた小麦粉でとろみをつけましょう。

●小麦粉でとろみをつける方法
小麦粉【目安量:10皿分のカレーに対して約大さじ2】を、同量の水でよく溶きます。
鍋を再び加熱し、グツグツと沸騰しているところに加え、とろみがつくまで、弱火で約5~10分煮込みます。

このときも、鍋底が焦げないよう、おたまで時々まぜながら、煮込みましょう。
小麦粉は、薄力粉、強力粉などいずれでもOK。片栗粉でも代用できます。

ワンポイントアドバイス

とろみが弱くなる原因を知って上手にとろみをつけましょう

  • 原因その1:水分の多い材料を使った
    できあがりの水分が多くなりとろみが弱くなることがあります。
    炒める時間を長めにするか、加える水の量を減らしましょう。

  • 原因その2:水の蒸発量が少なかった
    煮込む時にふたをぴったり閉めたままだと、水の蒸発量が少なくなります。ふたを少しずらすか、あらかじめ、加える水の量を減らしましょう。 1箱半や、2箱以上をまとめて作る場合にも、加える水の量は減らしましょう。

  • 原因その3:加熱が足りなかった
    とろみは、溶けたルウに熱が加わることで生まれます。ルウが溶けた後の加熱が大事です。
    弱火で約5分、とろみがつくまでしっかりと煮込みましょう。

原因その4:酵素の働きでとろみが弱くなった
「はちみつ」「味噌」「醤油」など、アミラーゼという酵素を含む調味料などを仕上げに入れると、せっかくついたとろみが弱くなってしまうことがあります。
・これらの調味料などを使うときは必ず「ルウを入れる前」に入れ、具材と一緒に20分以上煮込みましょう。
・ルウを溶かした後、仕上げに加えたい時は次のように行いましょう。
グツグツと沸騰した状態のカレーに加えてください。おたまで時々かき混ぜながら、さらに弱火で10分以上煮込んでください。
また、人の唾液にもこの酵素は含まれます。味見をしたおたまやスプーンをそのまま鍋に戻さないようにしましょう。

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