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SPECIAL S&Bカレー名鑑
創業より変わらぬ味で愛されるブラウンソースの「欧風カレー」

千代田区・神田神保町『ボンディ』

名店カレーメニュー

オリジナルバターでまろやかに仕上げた逸品
『ビーフカレー』

創業から多くの人に愛されてきたビーフカレーは、じっくり煮込んだ牛肉の赤身と脂身をバランスよく盛りつけています。サイコロ状の大きさが、口のなかでとろけてしまうほどの柔らかさ。

名店カレーストーリー ボンディ

「カレーの街・神保町」の先駆けとして、45年前にオープン

 初代店主で、私の父でもある村田紘一がボンディを始めたのは昭和48年。
それ以前の父は、東京の高島平でインディラというカレー店を経営していました。本店のある「古書センタービル」のオーナーの方にお誘いいただいたのをきっかけに、新たにボンディをオープンさせました。まだ幼かった私がお店に遊びに行くと、神保町にある出版社や書店、編集プロダクションに務める方々が多くいらしていたのを覚えています。

本店が創業して45年が経ちます。今でこそ神保町は「カレーの街」として有名ですが、ボンディはその先駆けの店とも言えるのではないでしょうか。

アートの勉強で訪れたフランスで、ブラウンソースの奥深さを知った

 「欧風」と名づけたボンディカレーのルーツは、フランスにあります。
若き日の父が、絵画、彫刻の勉強のためにフランスに渡ったのですが、そこでフランス料理に使うブラウンソースの奥深さを知りました。フランス仕込みのブラウンソースをカレーに取り入れることはできないだろうかと奮闘したことで生まれたのです。

欧風カレーは、甘さのなかに辛さがあるのが特徴です。ブラウンソースに、ビーフ、ポーク、野菜のスープと、バターで長時間じっくり炒めたタマネギ、ニンジン、リンゴを加えています。さらにレッドペッパーで辛みを、トマトで酸味を出し、隠し味のピーチで甘みと香りのバランスを整えています。

コクとまろやかさの秘密はオリジナルのバター

 当店のカレーを作るうえでバターと乳製品はとても重要な食材です。
カレーソースには、バターとフレッシュな生クリーム、牛乳をふんだんに使うことで、うまみとコクを醸し出しています。創業当時は高級品だったバターを惜しむことなく取り入れたことで、家庭では作れない独特の味わいを提供できたのだと思います。

現在は、こだわりぬいたオリジナルのバターを使用し、カレーだけでなく、前菜のじゃがいもにも添えています。ほんのり塩気を出してくれるバターを、じゃがいもだけでなく、カレーにもじんわり溶かして食べていただきたいですね。

美術を学んでいた父らしい、盛りつけへのこだわり

 しょうがやニンニクなどを入れたオリジナルのブイヨンで炊いたバターライスは、ガスを使用して、ふっくら炊き上げています。

さらに、いつでも炊きたてを提供できるように、その日の来店者数を見ながら準備をしています。ルーをポットで提供しているのも、食べる直前にほかほかのライスにかけてほしいから。

また、見た目の美しさにもこだわっています。お皿にライスを盛ったあと、黄色のチーズを散らし、小梅とキュウリの漬け物を添えて彩りを加えています。これは、フランスで美術を学んでいた父らしい演出ではないでしょうか。

「お客様に満足してほしい」。その想いから、前菜のじゃがいもが誕生

 創業当初から前菜にふかしたじゃがいもを出しているのには2つの理由があります。

1つは、じゃがいもをルーの中に入れてしまうと余分な水分が出てしまい、カレーの味を変えてしまうから。そのため、2個あるじゃがいものうち、1個はお好みの大きさにカットしてカレーのなかに入れて是非食べてください。時期に合わせて旬な産地から仕入れた、ほかほかのじゃがいもをカレーの具として楽しんでほしいですね。

そして、もう一つの理由は、お客様にお腹いっぱい食べてほしいから。「満足して帰っていただきたい」という先代のサービス精神から生まれたものです。

ボンディでしか食べられないカレーと空間を、これからも提供していく

 若い人から年配の方まで、ボンディは多くのお客様にご来店いただいています。
45年前に先代が作った「欧風カレー」を、いつ何時でも変わらない味として提供してきました。今でも行列の耐えないお店ですが、2代目として受け継いだ私は、これからもその味を守り続けていくのが最大の義務だと思っています。

多くの方に来店いただいている理由は、変わらない味だけでなく、グレービーボートでルーを提供する高級感や、趣のある店内など、一つひとつのこだわりから生まれたボンディらしさにあります。「並んでもお店に来て食べたい」と思ってもらえるように、これからも頑張っていきます。

オーナー 村田信輔氏

プロ直伝! お家のカレー作り 3ヶ条!

お皿にライスとルーを盛ったあと、溶かしたバターをひとかけすると、コクが増して美味しく仕上がります。

父に教えてもらったのですが、野菜または桃ジュースを少し加えると甘みを加えられます。タマネギを丁寧に炒めるのが面倒なズボラさんにおすすめです。
野菜などの具材をルーと一緒に煮込むと素材の香りは消えてしまいがち。そこで、ルーだけを作って、チキンや野菜、シーフードの具材は炒めて別にし、盛りつけるときに一緒にすると、素材の良さを出すことができますよ。

不動の人気メニュー

ゴーダチーズを贅沢にたっぷりと!
『チーズカレー』

常連のお客さんがチーズのトッピングをお願いしたことで生まれたメニュー。
カレーポットの表面だけでなく、中層にもたっぷりと入っています。食感も楽しめるようにと、大ぶりのマッシュルームを投入。

ボンディの監修で生まれたレトルトカレー
神田カレーグランプリ
「欧風カレー ボンディ チーズカレー」

ボンディの人気メニューである「チーズカレー」をエスビー食品と共同開発したレトルトカレー。

ビーフの旨みとバターのコクが溶け込んだ奥深いソースに、濃厚なチーズを加えた極上の一皿。
日本屈指のカレーの激戦区東京神田で行われる祭典「神田カレーグランプリ」の第1回優勝店でもあるボンディの味をご自宅でお楽しみください。

神田カレーグランプリ
「欧風カレー ボンディ チーズカレー」

内容量 180g

価 格 314円(税別)

名店自慢のサイドメニュー

カレーとともに楽しみたい人気の3品

  • ブラッターチーズと季節のサラダ

    ブラッターチーズと季節のサラダ

    モッツァレラブラッターチーズを贅沢に使ったサラダ。フレンチ出身のシェフがその日に仕入れた季節の野菜やフルーツに、オリーブオイルをかけて提供しています。

  • なめらかプリン

    なめらかプリン

    濃厚な生クリームと、なめらかな舌ざわりが特徴です。まずはそのままの味を楽しみ、途中で別添えのキャラメルシロップを足せば、ビターな香りが漂います。持ち帰りもできます。

  • 焼きリンゴ

    焼きリンゴ

    リンゴの食感を残すようにオーブンで焼いています。そこにココナッツクリームとナッツをのせて、シェリー酒のソースをかけました。ソースとクリームは甘めですが、さっぱりとした味なのでカレーの口直しにおすすめです。

店舗情報

ボンディ神保町本店

住所:東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センタービル2F
TEL:03-3234-2080
営業時間:11:00〜22:30
定休日:なし
アクセス:都営三田線、新宿線・半蔵門線 神保町駅から徒歩1分
http://bondy.co.jp/

各店舗紹介

神田小川町店 東京都千代田区神田小川町3-9 AS ONE神田小川町2F 03(3295)5709
芝浦店 東京都港区芝浦3-14-5 テクス芝浦ビル1F 03(3457)8751
大手町店 東京都千代田区内神田1-12-3 翔和内神田ビルB1F 03(5283)6577
洗足店 東京都目黒区洗足2-6-11 03(3712)0002
アルカディア 東京都板橋区志村1-32-24 03(3558)5253
インディラ 東京都板橋区高島平1-74-10 日東ビル1F 03(3936)8969
神房(ステーキ&ワインの店) 東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センタービル1F 03(3264)8320
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