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カレーの王子さま
日本初のお子さま向け(1歳から)のカレーが誕生。
親が子供の成長を願って、日々丹精を込めて料理をする。その親子の愛情や気持ちを表現し、お子さまの安全・安心、健康を大切にしたシリーズです。
カレーの王子さまブランド誕生
◆発売の背景
1950年代以降、学校給食のメニューとしてカレーライスが全国的に採用されました。また即席カレーが登場し、カレーライスが家庭の食卓でも市民権を得て、家族団らんメニューとして親しまれはじめました。
1970年代に入ると、多種多様な即席カレーが発売され、カレーに対する消費者のニーズもより多様化が進みました。
子供の時から食卓にカレーライスが登場することが当たり前に育った世代が親になりはじめ、新たに求められるニーズとして、S&Bが着目したのは、子供の成長や健康を想い、丹精を込めて料理をする「親子の愛情」が受け継がれていくことでした。お子さまの安全・安心、健康というコンセプトを原点に、1983年に「カレーの王子さま」が誕生しました。
◆業界初 ツインパック 「クリームブイヨンルウ」と「カレールウ」
当時、子供をもつ母親にとって、子供の栄養バランスはとても重要な問題でした。特に、子供の成長に大切な栄養素の一つである「カルシウム」をもっととらせてあげたいという気持ちが、多くの母親に共通したニーズでした。
S&Bは、おいしさと健康の両立を実現するカレールウとして、カルシウムを豊富に含んだクリームをベースとした、野菜を煮込む時に使用する「クリームブイヨンルウ」と、スパイス&ハーブの香りが豊かな「カレールウ」の2種類のルウをパック。そして、カレー業界初のツインパックを開発しました。
※現在は、ツインパック(クリームブイヨンルウ・カレールウ)ではありません。
◆カレーにとどまらずに、シチュー・ハヤシへの広がり
お子さまにもっと喜んでもらえるメニューを!!という想いから、「カレーの王子さま」発売以降、お子さま向け商品を拡充。
「森のシチュー屋さん」「ハヤシランドの王女さま」といったシチューやハヤシにもメニューを広げ、可愛らしいキャラクターで展開。
のちにメルヘンシリーズとして、長年にわたりご愛顧いただく、さきがけの商品が相次いで誕生しました。
◆カレーの王子さまルウタイプの歩み
お子さまの健康と成長を想い、丹精を込めて作ったカレーライスに秘められた「親子の愛情」の歴史
1983年
日本初の幼児向けカレーが誕生
1992年
植物油100%使用
初めて召し上がるお子さまの嗜好を一番に
1997年
王子さまキャラクターを刷新
1999年
カルシウムに加え、
ミルクオリゴ糖を新たに配合
2004年
お子さまの嗜好に合わせ、
化学調味料無添加の味わいに
2007年
パッケージカラーを
赤色に刷新。
2014年
日本食糧新聞社
「ロングセラー賞」受賞
2017年
使用している
緑黄色野菜を国産化
◆カレーの王子さまキャラクターの歴史
多くのキャラクターが誕生する中で、カレーの王子さまはオリジナルキャラクターとして30年以上にわたって愛され続けてきました。初代のデザインは、実はS&Bの女性社員が描いたラフ図案が好評で採用。
お客さまに親しみやすさを持っていただけるように、デザインは時流やトレンドに合わせて変化しています。
◆こんな商品も…
S&Bカレーの王子さま 小学生からの中辛(1986年発売)
「カレーの王子さま」発売から3年。
当時3歳だったお子さまも小学生に。辛さ、香り、コク、色ともにちょっぴり大人気分を楽しめる「小学生からの中辛」も発売しました。
カレーの王子さまレトルトタイプ
いつでも、どこでも楽しく、安心して楽しみたいカレーライス。
個食ニーズにお応えする便利な「レトルトタイプ」
◆発売の背景
カラーテレビが普及し、ドラマやバラエティが流行するとTVCMからもヒット商品が生まれ始めました。1970年代に入り、手軽に食べられるレトルトカレーも人気を博すようになりました。
一方で、お子さまの嗜好に合わせたレトルトカレーは、選択肢が多くなかった時代であり、お子さまのカレーメニューの個食化ニーズをいち早く感じていたS&Bは、お子さまが食べやすい味わいや具材、量を徹底的に調査。1985年に栄養バランスに配慮したお子さま向けレトルトカレーが誕生しました。
お子さまの大好きな具材に着目し、ハンバーグを具材にした「カレーの王子さまレトルト」と、ツナを具材にした「カレーのお姫さまレトルト」の2つのタイプを発売しました。
◆日本初のお弁当カレーの提案!持ち運びにも便利なランチシリーズ
「1回の食事では食べきれない」「多くてお皿からあふれてしまう」という、お母さまからの声にお応えし、経済的で少量パックをコンセプトとした「カレーの王子さまランチ」「カレーのお姫さまランチ」が誕生。小さなお子さまも食べきれる量として、内容量を70gに設定しました。
また、商品名やパッケージで「ランチ」とうたい、お湯で温めるのが一般的なレトルトカレーにおいて、温めなくてもおいしい設計にすることで、お弁当でもご利用いただく提案を日本で初めておこないました。
◆お子さまの健康や安全・安心を考えた商品設計
アニメキャラクターを起用した子ども向けレトルトカレーとは一線を画し、「カレーの王子さま」シリーズは、お子さまの健康や安全・安心を想うお母さまのご期待に応えるように、進化を続けます。
一例を挙げると、有機栽培の玉ねぎ・にんじん・じゃがいもを使用※1したり、今では顆粒タイプのコンセプトとしてご評価いただいている「食物アレルギーへの対応」も、いち早く取り組むなど※2、常にお子さまとお母さまの視点でおこなってきた商品改良が、発売から30年以上経っても、ご支持をいただき続けている証といえます。(※1、※2、1997年当時の商品)
◆カレーの王子さまレトルトタイプの歩み
お子さまの健康と成長を想い、味わいだけでなく、栄養素や野菜・果実、量を常に改良し、お客様のご期待に応えてまいりました。
1985年
日本初の幼児向けレトルトカレーが誕生
1988年
少量パック、持ち運び
便利なランチタイプ誕生
1990年
人気の味わい「ハヤシ・ハッシュドビーフ」がシリーズに登場
1992年
楽しいメルヘンの世界を表現した
パッケージに
1994年
ランチタイプ2個パック誕生
不足がちなミネラルを含有
1997年
有機栽培野菜使用
食物アレルギーへの配慮をスタート
1999年
15種類の野菜や
果物をふんだんに使用
2004年
素材本来の味わいを大切にした商品設計へ
化学調味料無添加
2007年
野菜や果物の種類、
味わいを改良
2017年
アレルギー特定原材料等
27品目不使用タイプを追加発売
◆こんな商品も…
森のシチュー屋さん レトルト(1985年発売)
お子さまが大好きなおとぎ話をイメージしてクマのキャラクターが誕生
カレーの王子さまフルーツカレー(1986年発売)
離乳食が終わる「1歳からのカレー」をコンセプトにした、初めての商品
王子さまのデザート パイン味
お姫さまのデザート ピーチ味
(1987年発売)
牛乳をそそいでかき混ぜるだけで出来るデザート
メルヘンスパゲティソース
ミートボールソース(1987年発売)
お子さま向けパスタ用ソースとして誕生した商品
カレーの王子さま顆粒タイプ
大好きなカレーライスをみんなに楽しんでいただきたい。
アレルギーに配慮した日本初・お子さま向けカレー「顆粒タイプ」
◆発売の背景
「カレーの王子さま」を発売して15年、社会環境や生活様式、身の回りの食べ物など食生活も変化するなかで、「食物アレルギー」という言葉も身近な言葉として一般的になってきた1990年代。それに伴い、お子さま、特に幼児をもつ家庭の悩みとして、声が寄せられる機会も増えてきました。
消化器官も成長中の幼児にとって、アレルギーへの配慮は欠かせない要素。当時、アレルギー発症が多いと言われた食材には、カレー製造に必要な「乳」「小麦」なども含まれていました。「家族と同じカレーを食べたい」というお子さまの気持ちに何とか応えたい!という開発者の想いから誕生したのが「1歳からのカレーの王子さま 顆粒タイプ」。
1997年からのテスト販売で高い評価をいただき、安全・安心、品質への万全な生産体制を整え、20世紀も終わりを迎えようとした、1999年に満を持して全国販売を開始。21世紀の新たなカレーシーンの主役となる商品が産声をあげたのでした。
当時、五大アレルゲンとされていた、卵・牛乳・大豆・小麦・米に由来する原料を不使用。またお子さまの健康や嗜好を考え、植物油脂を使用し、牛由来原材料も使用しませんでした。
スパイスやハーブの香りが豊かでくせが少なく、ソフトでまろやかな甘口の味わいは、長年愛されてきたルウタイプと同じコンセプト。
また、調理にも便利な溶けやすい顆粒タイプのルウを、お子さまにちょうどいい小容量(お子さま向け2皿分、4袋入り)で発売しました。
◆シチュー、ハヤシ、スープ… メニューの広がりへの期待
2001年には国によるアレルギー表示制度※がスタート。食物アレルギーにお困りのご家庭では、カレー以外にもメニューにお困りなっているという声にお応えし、メニューバリエーションを広げてまいりました。
2001年には「1歳からのシチューの王子さま 顆粒タイプ」、2002年には「1歳からのハヤシの王子さま 顆粒タイプ」を、そして2004年には「1歳からのスープの王子さま コーンポタージュ」が誕生。
※食品衛生法による表示対象アレルギーは、2001年に特定原材料5品目(小麦・そば・卵・乳・落花生)、特定原材料に準ずるもの19品目(あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・えび・かに)で始まり、2016年3月現在は、特定原材料7品目(小麦・そば・卵・乳・落花生・えび・かに)、特定原材料に準ずるもの19品目(あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ・ごま・カシューナッツ)になっています。
◆カレーの王子さま顆粒タイプシリーズの歩み
日本で初めてアレルギー対応したお子様向けカレーが登場。家族揃って食べられるようになりました。
1999年
テスト販売で評価を得て、
アレルギー対応の顆粒タイプカレールウが誕生
2001年
メニューの広がりとして、カレーに続き、シチューでアレルギー対応商品を発売
2002年
シチューに続き、ハヤシメニューも誕生。
植物油脂使用、牛由来原材料を不使用に
2004年
特定原材料5品目(小麦・そば・卵・乳・落花生)+大豆、米を不使用、パッケージに
2007年
保存しやすいリクローズ機能を改良した新カートンを採用。箱の中面にはアレンジレシピも。
2016年
FOODEX美食女子
「ママの愛グランプリ2016」
カレーの王子さま顆粒タイプがグランプリ受賞
2017年
アレルギー特定原材料等
27品目不使用に
◆皆さまに愛され続けて30年 シリーズ喫食皿数 累計5億食!
1983年にルウタイプ、1985年にレトルトタイプ、1999年には食物アレルギーに配慮した「顆粒タイプ」が誕生。お子さまと子を想うお母さまのニーズに合わせて、シリーズが広がってきた「カレーの王子さま」シリーズ。
2016年現在、シリーズ累計の喫食皿数(出荷個数×皿数・人数前)は5億皿※を突破しました。多くのお子さまの笑顔が原動力となり、愛着あるシリーズとして市場に定着しました。
※エスビー食品調べ
「カレーの王子さま顆粒タイプ」購入者の声
「カレーの王子さま顆粒タイプ」を購入する理由を教えてください
卵を使用していなくて、子どもがよく食べてくれるから(20代)
子どもが好きだから(20代)
どこのスーパーに行っても置いているから(20代)
余分なものをなるべく使っていなそう。植物油脂を使っている(30代)
子どもの頃、カレーのお姫さまと王子さまを食べていたので、味も分かるし、自分の子供にも食べてもらいたいから(30代)
店頭で見慣れている。パッケージがかわいい(40代)
使いやすい形状だし、2歳の息子にちょうどよい辛さだから(40代)
2015年エスビー食品調べ 半年以内に当該商品の購入経験がある、お子さまをもつ20~50歳代の女性 n=248
製造終了、デザイン変更の商品があります。最新の情報は商品情報をご覧ください。